小量焙煎ーSmallBatch

炎とコーヒー焙煎の関係

珈琲焙煎舎の手網焙煎は、まさに暗黙知の塊のような技術です。すべてが「勘と経験」に支えられているため、近年流行しているコーヒーの味を機械のように再現することは得意ではありません。

しかし、機械式の焙煎機では生み出せない独特の風味が、手網焙煎ではコーヒーの味として立ち上がります。どんな高級焙煎機とも異なる、その唯一無二の味わいを届けられるのが最大の魅力です。

大型焙煎機では、焙煎プロファイルのグラフを見ながら、再現性の高いきれいな曲線を理想として作業が進められます。滑らかで安定した焙煎こそが、その価値の中心にあります。

一方で、珈琲焙煎舎の手網焙煎では、香りや色だけでなく、豆が膨らむ様子、網の中を転がるスピード、重量の変化などを、持ち手を通して直接感じ取ります。わずか10分ほどの焙煎時間のなかで、豆の変化を想像しながら、手網を振る速度や角度、炎との距離を絶えず調整しています。
スモールバッチだからこそ、豆のポテンシャルを余すところなく引き出す挑戦を続けることができる——それが、ひとりで行う自家焙煎店ならではの強みです。

なぜ、初めに手網を選んだのですか?

Baisensya
手網焙煎について

当店で提供している珈琲には、特別な珈琲豆を使っているわけではありません。それでも、その珈琲豆の旨味を最大限に引き出す焙煎で、普通の珈琲が輝き出します。

コーヒー豆の銘柄にもよるのですが、実は、冷めるにつれ甘みがまし、クリーミーになる珈琲も味わえます。

当店は一般的な機械釜ではなく、直火の手網で焙煎されたコーヒー豆のみを販売しています。(2015年11月以前)手網焙煎は1回で120〜150グラムしか焼くことが出来きないので、生産効率は悪いのですが機械式焙煎釜では出せない奥深い味を出すことができます。また、その豆の銘柄に適した焼き方もあります。毎日、毎回、人の手で焙煎を行うため、極端なことを言えば「毎回、味がちがう」とも言えますが、それも珈琲の面白さ!「おっ!今日は少し甘みが強いね!」とか「このあいだより酸味がおさえられてるね!」とか、そんなことも楽しんでもらえたら、と思っています。