
Data
・生産国:エチオピア
・地域:ゲデオ県 イルガチェフェ郡 アリーチャ村
・農園:ー
・標高:ー
・品種:ー
・精製:ウォッシュド
・焙煎度:浅煎り
・焙煎方法:手網焙煎
・主な味わい:フローラル ジャスミンティー、アプリコット、クリーミーキャラメル、クリーンフィニッシュ
・おすすめの飲み方:フローラルジャスミンティーのような香り、アプリコットの様な酸味、クリーミーキャラメルのような甘みをそのまま楽しむのがおすすめです。
焙煎人のコメント
イルガチャフェアリーチャ(浅)
イルガチェフェアリーチャ〔ウォッシュドプロセス/デガ種〕が持っている華やかさが引き立たつように浅煎りに焙煎しています。飲んだとき単調なな味わいとなりすぎないように手網焙煎で味わいにグラデーションが出るようにローストしています。
このコーヒー豆との出会い
コーヒーストーリー
この豆に用いられるデガ品種は、エチオピア在来系の多様性を感じさせる希少な存在として語られ、華やかさと透明感を備えた風味が魅力とされる。
小ぶりで丸みを帯びた生豆の佇まい、そして高地育ち特有の硬さは、焙煎に繊細な判断を求める一方で、うまく火を入れたときに、この土地ならではの香りの高さを素直に引き出してくれる。
精製はウォッシュドで、収穫後には水に浮かべて未熟豆を除き、発酵と水洗、さらに約2週間の天日乾燥を経ることで、クリーンで上品なカップがかたちづくられる。
その結果、ジャスミンティーのような香り、アプリコットのような酸、静かなキャラメル感が濁らずに現れ、飲み進めるほどに“華やかさ”が“滋味”へと移ろう。
味わいの印象は、派手に押し出すというより、気持ちを少し整えたい時間に寄り添う方向にある。
朝の一杯として輪郭のある香りを楽しむのもよいが、むしろ午後の光がやわらぐ時間や、読書の合間、仕事をひと区切りつけたあとの静かな休息にこそ、このコーヒーの奥行きはよく似合う。
抽出は、香りの立ち方を素直に楽しむならハリオV60、甘さと質感をもう少し丸く受け止めたいならカリタウェーブ、酸と甘さの均衡を穏やかにまとめたいならカリタ台形3つ穴が相性よいと解釈される。
手網によるライトローストだからこそ、熱いうちの白い花の印象から、少し冷めてから現れるやわらかな甘さまで、ひとつのカップの中で表情の推移を楽しみたい。
コラム
エチオピアはコーヒーの起源地の一つとして語られ、古くからアラビカ種の歴史を支えてきた土地でもある。 その系譜の先にあるイルガチェフェの一杯を飲くことは、単なる産地名の消費ではなく、コーヒーという文化の深い時間にふれることでもある。

